SAFETY・ENVIRONMENT 安全・環境
安全・環境の理念と基本方針
安全・環境の理念
- 安全は企業存立の基盤であり、すべてにおいて安全を最優先とする
- 地球環境を守ることを企業の使命とし、持続可能な社会の実現に貢献する
安全・環境に関する方針
- 法令および企業倫理を含めた社会的ルールを遵守する
- 事故および労働災害ゼロを追求する
- 地球温暖化防止と自然環境保護のため、顧客・関連会社と連携して環境負荷を低減する
- 環境安全教育により主体的に行動できる人材を育成する
- 社会との対話を重ね、信頼と理解の向上を図る
- 最新技術や社内外の情報を活⽤し、継続的な改善を推進する
安全への取り組み
1保安事故・労働災害の撲滅
労働災害防止に向けて
当社では労働災害を防ぐため、自社マネジメントシステム(OHSAS18001:2007の要求事項の遵守)の維持管理や、過去の労働災害やヒヤリハットの解析等をもとにした安全活動に取り組んでいます。
安全活動には改善提案制度等を通じて、全従業員が参加しています。今後もリスクアセスメントの実施や適切な保護具の着用を通じて、安全絶対最優先で操業してまいります。
2安全文化の醸成・定着
安全文化の醸成
鹿島工場およびユポ・パピエではこれまでも安全で働きやすい職場づくりに取り組んできましたが、更なる向上のために2024年度から新潟大学の監修のもと「安全文化診断」を導入しています。診断で定期的に自社の強みと弱みを定量的に把握していくことで、より安全で働きやすい職場づくりに努めてまいります。
環境への取り組み
水、森、空気、そして地球に暮らす人たちを大切にしていきたい。そんな想いを込めたユポ環境憲章マークとともに、当社はこれからも環境保全や環境負荷の削減を使命として社会に貢献していきます。
ユポが果たす4つの使命

1環境汚染の防止
環境保全に向けた取り組み
当社は法令や規制を遵守し、生産活動に伴う環境負荷を定量的に評価することにより、環境保全に取り組んでいます。また2000年にISO14001を取得し維持管理しています。

2地球温暖化対策の推進
GHG(温室効果ガス)排出量の把握と削減への取り組み
当社では、将来の脱炭素社会へ挑戦するためグローバルサプライチェーンGHG排出量の把握に取り組んでいます。
製品の製造工程に関連する排出量であるScope.1・Scope.2及びScope.3 Category.1につきましては、2022年度よりユポ・アメリカも含めISO14064-3に準拠した検証を第三者機関※にて実施しています。
本検証結果を踏まえ、2050年のネットゼロ達成に向けて生産性向上・設備改善などの施策を通じて排出量削減に努めてまいります。
-
2022年度201,780(Mt-CO₂e)

-
2023年度169,139(Mt-CO₂e)

- Scope.1
- Scope.2
- Scope.3 Category.1
- Scope.3 Category.2-15
※排出量はユポ及びユポ・アメリカの合算
温室効果ガス
排出量検証報告書


3リサイクルの推進
⾃社製品のリサイクル推進/リサイクル材の活⽤推進
再生資源の活用を進め、モノづくりを通じて循環型社会の実現を目指します。
投票用紙の再利用
使用済み投票用紙由来の再生樹脂25%に、ポストインダストリアルリサイクル(PIR) 原料を組み合わせ、再生原料比率70%以上を実現した「投票用紙リサイクルR-25名刺」を発売(2025年2月19日)。
- ※ポストインダストリアルリサイクル:製品化前の製造工程で発生した材料を再利用すること。
広域認定制度を活⽤した取り組み
広域認定制度を活用し、お客様から排出される使用済みユポを回収。
マテリアルリサイクル(ケミカルリサイクルを含む)により、使用済みユポの再利用を推進しています。「コトづくり」を通じ、循環型社会に貢献します。

4環境負荷の小さい生産技術と製品の開発
サプライチェーン全体での環境負荷低減の推進
環境配慮型製品の開発を通じ、持続可能な社会と環境負荷低減に貢献します。
プラスチック使用量・
CO₂排出量の低減や
廃棄物の
削減につながる製品の開発
バイオマス樹脂配合品
化石燃料由来の樹脂原料を植物由来の樹脂に置き換えることにより、CO₂排出量を削減しています。
バイオマス樹脂とは
サトウキビなどの植物を原料とする樹脂。植物は成長する際に光合成によって大気中のCO₂を吸収するため、廃棄焼却時のCO₂の排出量をゼロとみなすことができます。
バイオマス樹脂
バイオマス樹脂配合品の場合
エアーユポ
プラスチック使用量とCO₂削減に貢献する製品。
独自のミクロボイド制御技術により、プラスチック使用量とCO₂排出量を削減。一般的なポリプロピレン(PP)フィルムに比べ、約46%のプラスチック使用量を削減しています(同一厚み、同一面積での比較)。
プラスチック使用量

空孔量

Biomass Blend Filmマーク
- バイオマス樹脂配合品を使用した製品へ付与が可能です。
- バイオマス樹脂配合品は従来の化石燃料由来樹脂を植物由来樹脂で一部代替し、CO₂排出量削減に貢献します。
- 使用ご希望の際は、「商標について」をご確認ください。
Reduce Plastic Filmマーク
- 現行素材をユポへ置き換えることで製品の樹脂量削減が可能な場合に使用いただけます。
- 使用ご希望の際は、「商標について」をご確認ください。
インモールドラベル用ユポ
粘着ラベルやシュリンクラベルに比べて、
工程やエネルギー消費を減らし、CO₂排出量を削減します。
インモールドラベル加飾は、容器等の成型と同時にラベルを接着する方法。粘着ラベルやシュリンクラベルより工程が少なく、CO₂排出量の削減に貢献します。
インモールドブロー成型
STEP.1
予め印刷したラベルを
金型内に配置
STEP.2
吸引または静電気で
ラベル位置を固定
STEP.3
筒状の溶融樹脂を
金型でクランプ
STEP.4
空気圧で筒を膨らませて
容器を成型
STEP.5
成型容器にラベルが
接着し加飾完了
インモールド
インジェクション成型
STEP.1
予め印刷したラベルを
金型内に配置し
吸引または静電気で
ラベル位置を固定
STEP.2
金型を閉じ
金型内に融解した
樹脂を射出
STEP.3
冷却後に
成型品を取り出し
加飾完了
リサイクル工程で容易に剥離するラベルの開発
APR※1 正式認証を取得
ブランド名「YUPO CleanSort」として海外で展開
独自の配合・積層技術とミクロボイド制御を組み合わせ、プラスチックボトルのリサイクルを促進します。
廃棄時に消費者がラベルを剥がさなくても、リサイクル工程内で剥離・分離が可能であり、インキやラベルの混入を抑制します。また、粘着剤を使用しないため、リサイクル用の洗浄水の水質汚染防止にも有効です。
インキやラベルの混入のない、高品位のプラスチックリサイクル材料(PCR※2)の製造に貢献します。
※1 APR(Association of Plastic Recyclers):北米を中心に活動するプラスチックリサイクル業界の主要団体で、プラスチック製品や包装材がリサイクル工程で適切に再生できるかを評価・認証する仕組みを提供している
※2 PCR(ポストコンシューマーリサイクル):消費者が使い終わった製品を回収し、再生した材料
リサイクルの流れ
HDPEボトル用 CleanSort
回収
ラベル付きボトル
を回収
粉砕
粉砕時の剪断力で
ラベルがボトルから
剥離
風選
粉砕されたボトルの
フレークとユポラベル
は完全分離
再原料化
高純度のボトル粉砕物
のみで、高品位の
PCRが得られる
PETボトル用 CleanSort
製品安全性の維持・管理
維持・管理の方針
当社はさまざまな製品を開発し販売しています。新製品の開発では多くの場合、新たな原材料の採用が不可欠になります。そのため新規原材料の採用時に、国内外の各種法規制を踏まえたchemSHERPA等の伝達スキームや社内自主基準に基づいて、原材料に係る規制化学物質の含有情報や食品衛生法への適合状況を調査し、自主基準に適合した原材料のみを使用することで、製品安全性を確保しています。
また、世界各国で化学物質に関する法規制の制定や改正がなされ、規制すべき化学物質が増加する中、法規制の改正等の継続的な把握に努め、製品の適合状況を確認のうえ必要な対策を講じることで、製品安全性の維持と管理を図っています。
製品安全情報の伝達
国際的な環境意識の高まりとともに、販売される製品の環境対応は、品質やコストと並ぶ重要な要素となっています。お客様に製品を安全かつ適正にご使用いただくためには、製品含有規制対象化学物質に関する正確な情報伝達が欠かせません。
当社は、製品安全情報をAISでお伝えするとともに、製品含有物質をはじめとする製品安全に関するお問い合わせに対して、調査・回答を行っています。
製品安全情報シート(Article Information Sheet : AIS)の提供
2013年から主要製品のAISをウェブサイト上に公開しています。お客様が安心して製品をご使用いただけるよう、これからも製品安全性に関する情報を発信していきます。