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ポリプロピレンとプラスチックの違い|用途・安全性・リサイクルについて紹介

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ポリプロピレンは広く使用されているプラスチックの一種で、加工のしやすさから家庭で使う保存容器や繊維などに多く使われます。本記事では、プラスチックやポリプロピレンの特徴・安全性・リサイクルについて紹介します。

目次

ポリプロピレンとプラスチックの違い

ポリプロピレン(PolyPropylene)はプラスチックの一種で、頭文字をとって「PP」と省略して表示されます。

1954年に開発されて以降、プラスチック製品の原料として広く普及しました。

プラスチックの使用量は、ポリエチレンが最も多く、2番目に多く使われているものがポリプロピレンなのです。

プロピレンガスを出発原料に生産でき、プラスチックとしても非常に軽く、強度や加工のしやすさも優れているため、さまざまな製品に使用されています。

プラスチックの特徴

プラスチックとは、石油や植物由来の原料をもとに作られている高分子物質です。

プラスチックの語源はギリシャ語の「plastikos(可塑性のある)」であり、本来は容易に作り上げられる可塑性物質のことを指します。

現在は、加熱によって軟らかくなる「熱可塑性樹脂」と、加熱によって硬くなる「熱硬化性樹脂」をともにプラスチックと呼ぶこともあり、その定義は曖昧です。

JISでは、樹脂は原料、プラスチックはその成形品と定義しています。

プラスチックのメリット

プラスチックには以下のような、メリットがあります。

メリット

理由

耐久性の高さ

酸やアルカリ、油に強いため、錆や腐食の恐れがない

衝撃や摩擦に強く、傷に強い

融点が高く、電子レンジで加熱できる

電気絶縁性や寸法安定性に優れ、電気製品や電子部品の多くに使用されている

生産力がある

金属や陶磁器に比べて軽く丈夫である

熱を加えると加工しやすくなるため、効率的に大量生産できる

大量に同じ製品を生産できるため、安価に生産できる

成形方法や種類が豊富で、さまざまな製品が作れる

プラスチックのデメリット

一方で、プラスチックには以下のようなデメリットもあります。

デメリット

理由

傷や汚れのつきやすさ

表面が金属や陶磁器に比べてやわらかいため、傷が発生しやすい

静電気が起きやすいため、汚れが付着しやすい

環境への負担が大きい

原料は石油由来が多く、採掘や輸送にも資源を使い、温室効果ガスを排出してしまう

資源の枯渇が心配される

使用済みのプラスチックを放置しても、自然界では分解が難しく、ゴミやマイクロプラスチックとなって生態系に影響を与える恐れがある

プラスチックが使われている製品

お茶やジュースを入れるペットボトル・台所で使うまな板・家電や電化製品の部品・自動車の部品など、身近な幅広い製品や部品にプラスチックは使われています。

また、布のような触り心地を持つ不織布もプラスチックなのです。

不織布は、ペレットと呼ばれる樹脂の粒を加熱して溶かし、冷やしながら繊維化して一定方向もしくは、ランダムに重ねて織り込んで作られるものです。

不織布は、医療用のマスクやオムツ、エアコンフィルターなどに活用できます。

ポリプロピレンの特徴

ポリプロピレンは、プロピレンガスと触媒を高温・高圧下で化学反応させ、プロピレンがたくさん連なることで作られる物質です。

ポリプロピレンは、熱を加えると軟らかくなる性質を持っています。

また、無色に近い透明な色味をしているため、容器に成型すると中身が見えやすいことも特徴のひとつです。

ポリプロピレンの繊維は吸湿性や吸水性が低く、水と混ざりにくい性質を持つため、乾燥する時間を短縮できる特徴があります。

ポリプロピレンのメリット

ポリプロピレンを使用するメリットとして、熱を加えると軟らかくなるため、様々な形状を作れる点にあります。

さらには、硬くてコシがあり軽量で、熱や衝撃に強いといった特徴もあり、非常に使い勝手のよい物質であると言えるでしょう。

また、耐摩耗性や弾性は機械部品等によく使われるほか、耐薬品性にも優れているため、産業においても重宝されるのです。

そのため、ケースや食品容器などさまざまな場面で使われています。

ポリプロピレンのデメリット

ポリプロピレンは紫外線に弱く、屋外や日光の当たる場所で使用し続けていると、色は白っぽくなります。また、変形・割れ・ひび・欠けなども起こりやすいでしょう。

これらを避けたい場合は、安定剤を配合して成形しなくてはなりません。

また、ポリプロピレンは疎水性があるため、塗料や接着剤との密着性がよくありません。そのため、塗装やコーティングが難しいというデメリットもあります。

さらに、氷点下の低温では衝撃に弱く、割れやひびができるかもしれません。

ポリプロピレンが使われている製品

ポリプロピレンが使われている製品を紹介します。

  • 食品を入れる容器
  • 安価なプラスチック容器
  • 自動車や自転車、家電、パソコンなどの部品
  • 3Dプリンターの印刷フィラメント
  • 繊維やロープ、梱包用品
  • 不織布

よく利用する馴染みのある製品から普段は目につかないような細かい部品にいたるまで、幅広く使われているのです。

上記以外には、医療用の注射器でもよく使用されます。また、電線ケーブルや光ファイバーの被膜などのカバーとしても必ず使用される素材です。

プラスチックやポリプロピレンの安全性

プラスチックは製品ごとに安全性が異なります。

融点が低く熱いものを乗せると溶け出してしまうものや、長期間使用することで有害な成分が溶け出してしまうものもあります。しかしながら、ポリプロピレンは高い安全性があり、これらを回避できます。

ポリプロピレンの融点は160℃とかなり高く、ポリプロピレン製の食器や容器を熱水で洗っても、変形したり、分解したりしません。

燃焼する場合を考慮しても、ポリプロピレンは有害なガスも悪臭も発生させません。

プラスチックのリサイクルについて

プラスチックは、リサイクル可能なものが多く存在します。

ただし、リサイクルは原料や用途の種類によって難しい場合もあるため、分別の際によく確認しましょう。

ポリプロピレン自体はリサイクルに適した原料です。

しかし、ポリプロピレンを使用した製品はリサイクル率の低さが目立っています。

リサイクルにかかる労力、ならびに再生プラスチックにするための費用の高さが、主な原因です。

リサイクル率の高いPETHDPEと比べて、ポリプロピレンのリサイクル率はその1/4以下です。

プラスチックと紙の機能を持つ「ユポ」

ユポは、プラスチックの持つ耐久性の高さと、紙の様な質感、その双方を兼ね備えています。

ポリプロピレンやプラスチックを検討する際には、環境にも配慮でき、不織布との組み合わせもできる、ユポを一度ご検討ください。

プラスチックと紙の特徴を持つ

ユポは、ポリプロピレンが主原料のフィルムです。

ポリプロピレンと無機充填材に少量の添加剤を混ぜ、ミクロボイド(微細な空孔)を発生させながら成膜します。

主原料のポリプロピレンに由来する「耐水性や耐久性」に優れた特徴と、ミクロボイドによって作られた紙のような「しなやかさ、印刷・筆記特性」の特徴を持ち合わせています。

上質紙と比べて、破れにくく発塵性も低いほか、水にも浮くほど軽いなどさまざまな利点があります。

不織布と組み合わせた製品もある

不織布と組み合わせた「和紙調ユポ(旧 ハイティアーユポ)」を紹介します。

和紙調ユポ(旧 ハイティアーユポ)の不織布面は、和紙のような風合いがある外観を持ち、デザイン性が求められる商品に適しているでしょう。

引き裂き耐性が他のユポよりも強く、垂れ幕やゼッケンなどの縫製用途にもうってつけです。

不織布面の印刷は、ユポ面の色味よりも落ち着いた様子で発色します。

不織布面もユポ面も、光沢度が低いという特徴があります。

小ロットでレーザープリンターで手軽に印刷が出来るラインナップもあります。

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この記事を書いた人

ユポ コラム編集部

クリエイティブ素材「ユポ」のメーカーとしての知⾒から、課題解決のヒントや開発・モノづくりに役⽴つ情報を分かりやすく発信します。

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