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粘着力とは|関連用語や評価方法、おすすめの素材を解説

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粘着力は、テープやシールの貼り付く力を表す言葉です。粘着力とは、何によって強さや弱さが決まるのでしょうか。 本記事では、粘着力の定義と単位、関連用語の説明と粘着力の評価方法を詳しく説明します。材料の活用や選択が判断できるよう、粘着力について知りましょう。

目次

粘着力とは

粘着力とは、粘着面を持つテープやシールを接着面から引き剥がすときに必要な力です。テープやシールと接着面との相性や接着後の経過時間など周りの環境に影響を受けます。

貼り付けたものを剥がすときに必要な力

粘着とは、大きな力や熱などを加えずに、短時間で目的部分へ接着することです。

テープやシールを接着面に貼り付けたあと、剥がすときに使う力を粘着力と呼びます。粘着力が大きいほど、強く張り付いているといえます。粘着力を大きくするには、接着面とテープやシールの隙間を埋めることが重要です。
また一般的には、テープやシールは貼り付けてから24時間以上経つと安定して、粘着力が大きくなります。

周りの環境に影響を受ける

粘着力は、接着時の温度や湿度、貼り付ける接着物の材質によって変化します。

例えば、テープやシールは、10度以下の低温下や100度以上などの高温下などでの仕様を想定していない場合があり、常温の方が粘着力は強くなります。またテープやシールと接着物との密着度が高いほど粘着力が大きくなるため、表面がツルツルとした素材の方が接着に向いているでしょう。

また粘着力は、テープやシールを剥がす速度や角度の違いでも変化します。剥がしやすい最適な速さで剥がすと良いですが、一般的にはゆっくり剥がすよりも勢いよく剥がした方が剥がれやすくなります。

粘着力の単位

粘着力の単位は、N/mmが使用されます。N/mmは、1mm幅のテープを剥がすために使われる力(N・ニュートン)を示します。

1N(ニュートン)= 重量 1kg × 加速度 1m/s2
1kgf 9.8N(ニュートン)= 重量 1kg × 重力加速度 9.8m/s2

粘着力の強さを測る試験として、JIS Z0237:2022 粘着テープ・粘着シート試験方法に記載されている180度剥離試験法と90度剥離試験法の2つがよく使われます。これは、接着面にテープやシールを貼って180度または90度に向かって剥がす試験です。どの程度の力までに耐えられるかを調べます。耐えられる力の値が大きいほど粘着力が強いといえます。

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粘着力関連の用語

粘着力には、さまざまな専門用語が使われます。ここからは、粘着力の測定や試験方法でよく使用される用語を解説します。

総厚

総厚(そうあつ)は、テープやシールや粘着シート自体の厚みです。多くの場合、粘着剤と基材の厚みはmmやμmで示します。

厚みを測定することで、規格から外れていないか、規格通りの製品が届いているかなどの品質をチェックできます。厚みはノギスやマイクロメーター、超音波厚み計などで測定されることがほとんどです。

伸び・引張強さ

伸びは、テープやシールがどの程度伸びるかを表した値です。両方向から引っ張り、切れたときの伸びた長さを測ります。このときの伸び率を%として表したものが伸びです。

引張強さは、テープやシールを引っ張って切れるまでに必要な力です。伸びと同様に両方から引っ張り、切れたときの力を測ります。単位はN/mmを使用します。

保持力

保持力は、貼り付けたテープやシールが垂直方向の移動に耐える力です。貼った方向と垂直に力をかけて、どの程度ずれたかで測定します。単位は、ずれた距離のmmです。

ずれが大きいと保持力は小さく、ずれが小さいと保持力が大きいといえます。

保持力は粘着剤の凝集力と関連があります。例えば、保持力が大きいものは粘着剤の凝集力も大きく、テープやシールを剥がしたあとに粘着剤が接着面に残りづらい傾向があります。

ボールタック試験

ボールタック試験とは、瞬間的な粘着力を調べる試験です。その名の通り、ボールを使用します。

試験では、傾斜板の上にテープやシールを貼り、上からさまざまな大きさのボールを転がします。粘着面で止まったボールの大きさがタックです。

タックとは、接着面にわずかな力で短時間に接着する力で、粘着力とは異なり、ベタつきを表す言葉です。タックが小さいとベタつきが弱く、タックが大きいとベタつきが強いと判断します。

接着力

接着とは、接着剤で時間をかけてくっつけて、剥がれないようにすることです。

粘着との主な違いは、物をくっつけるメカニズムです。

接着では、接着剤の加熱や乾燥、時間経過、化学反応や紫外線照射などの操作によって、接着剤が固化・硬化します。そのため接着剤で一度くっついたものは剥がしにくい点が特徴です。

剪断接着力

剪断接着力(せんだんせっちゃくりょく)とは、テープやシールやシートを平行に引っ張って剥がす際に必要な力を計測したものです。

剪断接着力を調べるときは、2枚の板にテープやシールを貼り付け、板同士を平行方向の反対向きに引っ張ります。そして、粘着部分が破れた際の力を測定します。

剪断接着力の単位は、N/cm2です。数値が大きいほど、剪断接着力が高く、重いものを固定できます。

再剥離

再剥離(さいはくり)とは、テープやシールを貼ったあとに再度剥がせる特性です。

再剥離性がある粘着剤を用いたテープやシールは、糊を被着体(くっつける相手)に残さずに剥がせたり、剥がしたあとに再使用できたりします。この性質を生かして、スマートフォンの画面保護シートやリサイクル分別したい商品などに使用されています。

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粘着力の評価方法

粘着力の評価方法を簡単に一覧でまとめました。

評価内容

評価方法

粘着力

ステンレス板にテープやシールを貼り付け、180°または90°方向に引き剥がしたときの力を評価

保持力

ステンレス板にテープやシールをはみ出すように貼り付け、立てた状態で重りを静かに付け、荷重に耐える力を評価

タック

一定の傾斜に粘着面を上にしたテープを置き、大きさの異なるステンレスボールを転がして、どの程度の力で接着ができるかを評価

伸び

試験装置にテープやシールを挟み、両端を引っ張り切断するまで伸びる長さを評価

引張

試験装置にテープやシールを挟み、両端を引っ張り切断するときにかかる力を評価

剪断接着力

試験板で両面テープを接着させ、板同士を平行に反対向きに引っ張り接着が破れたときの力を評価

これらの評価方法は、JIS Z 0237:2022に詳細が規定されています。

使う素材も重要!用途に応じた機能性が高い「ユポ」の紹介

テープやシールは用途に応じて素材を選ぶことが重要です。ここでは、ユポで開発した、機能性が高いユポを紹介します。

水回りで活躍!インモールドラベル用ユポ

インモールドラベル用ユポ」は、水回りで使うシャンプーやハンドソープを始めとした日用品のプラスチック容器によく使われているラベルです。一般的な粘着ラベルと比べて長期の利用でも剥がれにくく、詰め替えて使う本体容器に最適です。更に剥離紙が不要なため、廃棄物の削減にもつながります。

貼って剥がせる吸着シート

サクションタックユポ」は、繰り返し貼って剥がせる吸着シートです。ユポの片面に吸着層を付与していて、繰り返し貼って剥がせます。

サクションタックユポの吸着面にはベタつき感がなく、力を入れずに貼り付けたり剥がしたりができます。貼り付けの際に間に入った空気が抜けやすく、簡単にキレイに貼れる点も魅力です。

糊残りなしの静電吸着シート

静電吸着ユポ」は、粘着剤ではなく静電気の力を利用して貼り付ける製品です。

粘着剤を使用しておりませんので、糊残りがなくきれいに剥がせることや貼り付けに手間がかからないことが特長です。ウィンドウPOPや商品POPなど、短期間で入れ替えがあるイベントや行事に適しています。

内貼り可能な吸着シート

サクションタックユポ・クリア(旧 ユポ透明吸着)」は、ガラスの裏側から貼り付けてデザインを見せる内貼りができる吸着シートです。粘着シートとは異なり、吸着面にベタつき感がなく、ガラスやアクリル板などへの糊残りもありません。

シートの透明度が高く、印刷をしていない部分もきれいに仕上がります。そのため、印刷に合わせたカッティング工程を削減することもできます。

業界屈指の実績を持つユポタック

「ユポタック」はユポの製品「ユポ」を粘着ラベル・シールにしたものです。長年ラベル・シールとして良く普及しており、実績の面からもオススメの素材です。

紙製のラベル・シールと比べ耐水性や耐久性にすぐれており、日用品から屋外イベントまで幅広い用途で使用できます。例えば、シャンプーや洗剤のボトルのラベルであったり、鮮魚店や園芸店のステッカーやPOPなどに活用できるでしょう。

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まとめ

シールやテープは、用途に合う粘着力を持つものを選ぶことで、適切に使用できます。ユポでは、ニーズに応えた多くの商品を用意しています。
気になることや疑問点がありましたら、お気軽にお問合せください。

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この記事を書いた人

ユポ コラム編集部

クリエイティブ素材「ユポ」のメーカーとしての知⾒から、課題解決のヒントや開発・モノづくりに役⽴つ情報を分かりやすく発信します。

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